OPEN時に準備すべき物とは?

いざ、宿泊施設のお部屋準備をスタートしようとしても何を準備すればよいか?と悩んでしまう方も多いと思います。

今回は、購入品リストと選定する上での注意点を紹介します。

購入品リスト

購入品のリストをPDFにしています。

PDFのボタンをクリックするとリストが表示されます。
広さや間取り、お部屋をどのようなインテリアに仕上げたいかに合わせてリストから取捨選択してください。

選定する上での注意点

次に、購入する物の選定基準や注意点を細かく説明します。

お部屋に設置するものは以下の三点を満たしているものをお勧めします。

購入する物の選定基準
・頑丈で壊れにくい物
・ホコリが溜まりにくい物
・汚れが目立ちにくい物


ベッドを選ぶ際の注意点

〈参考〉マットレスのサイズに合った理想就寝人数

マットレスのサイズ 理想就寝人数
シングル (幅:97cm/長さ195cm) 1名
セミダブル (幅:120cm/長さ195cm)
1名
ダブル (幅:140cm/長さ195cm) 2名
クイーン (幅:160cm/長さ195cm) 2名
キング (幅:180cm/長さ195cm) 2名

あくまでもマットレス単体の大きさです。お部屋に配置する際にはベッドフレームの長さも考慮して購入してください。

ネット通販サイトで購入できる安価な脚付きマットレス(円柱の6本脚や8本脚を取り付けるもの)はお勧めしません。多少値が張ってもベッドフレームの上に別でマットレスを乗せるタイプのものが良いです。宿泊施設において安価な脚付きマットレスをお勧めしない理由は、
・壊れやすい(耐久性に難あり)
・硬くて寝心地が良くない(快適性に難あり) ためです。
どうしても脚付きマットレスを購入された方は脚付きマットレスのサイズに合わせた敷布団をマットレスの上に敷くことをお勧めします。また、組み立て時、円柱の脚を固定する際にビスでガチガチにとめて壊れにくくするなど対処しましょう。脚付きマットレスは脚が1本でもグラつき取れると、残り5本の脚を全て取らないと安定しなくなります。その場合、脚を全て取り外しマットレスの下にスノコを敷いて強引に使い続けることは可能です(しかし、ベッドの高さが変わり予約サイトに掲載している写真との違いが出てきます)。脚付きマットレスは価格が安くて魅力的です。しかし、ベッドは宿泊者全員が必ず利用するものです。お部屋の中でも使用頻度が最も高く、ゲストのレビューにも反映されやすいです。多少、金額が高くてもベッドフレームとマットレスを別で用意することをお勧めします。
ベッドのサイズにはシングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キングなど幾つかタイプがありますが、セミダブルサイズのベッドに2名就寝させるプランは極力控えた方が良いです。
お部屋が狭くスペースを有効活用したい場合は二段ベッドの活用も可能です。ただ、二段ベッドの就寝スペースはシングルサイズのベッドよりやや幅が狭くなっているものが多いです。そのため宿泊者によっては窮屈に感じ、快適性に欠けてしまいます。二段ベッドはファミリー向けのお部屋においてお子様に利用してもらうという形が良さそうです。上段に昇るハシゴが頑丈そうなものにしましょう。
赤ちゃん連れのファミリーをターゲットに少しでも満足度を高めたい方はベビーベッドを準備するという方法もあります。ただ、今までの運営上、ベビーベッドの訴求で予約まで至るケースはそれほど多くありません。また、ベビーベッドを準備する場合、あわせてベビーチェアやベビーバス、室内コーナーガードやコンセントカバーなども一緒に設置した方が良いため、手間が増えたりスペースも取られたりしてしまいます。赤ちゃん連れの方には「敷布団に添い寝」という形で特段問題はありません。ベビーベッドを設置する場合は合わせて、赤ちゃん用の敷布団や掛け布団も必要です(窒息の恐れがあるため枕は必要ありません)。


ソファベッドを選ぶ際の注意点

スペースの有効活用を目的にリクライニング式のソファベッドを導入する方もおられます。ただ、ソファベッド単体では寝ることができないため、ソファベッドを導入する場合、リクライニングを倒したときに上に敷ける「敷布団」や「掛け布団」、「枕」も用意しましょう。


ソファを選ぶ際の注意点

1人掛け、2人掛け、3人掛けと様々なタイプがあります。お子様が飛び跳ねるなど想定して脚が折れにくい頑丈なものにしましょう。ソファは食事の際に腰かけることが想定されるため汚れやすくなっています。極力汚れが付着しにくい素材か汚れが目立ちにくい色合いのものにしましょう。もしくはソファ用のカバーをして、汚れが付着しても洗濯できるようにしておきましょう。


TVボードを選ぶ際の注意点

テレビの大きさに合わせたものを用意しましょう。埃が溜まりにくく掃除しやすいものがおススメです。 省スペース化のためにテレビを壁掛けにする方法もあります(その場合、下地補強や取付金具設置、電源工事が必要になってきます。)


ラグ(絨毯、カーペット)を選ぶ際の注意点

写真撮影時にラグがあるとお部屋をオシャレに魅せることもできますが、運営上は特に不要です。理由としては、汚れやすい、髪の毛が付着したまま取れにくいためです。ワインなどをこぼされたら最悪です。設置時はオシャレで良いですが、不特定多数にお部屋を利用されればされるほど、不衛生さを醸し出すものになってしまいます。人が踏めば踏むほど劣化もしていき、交換の手間を考えると初めから置かないことをお勧めします。 どうしてもラグを敷きたい方は、必ず防炎仕様のものを準備してください。ラグはお勧めしませんが、床一面にタイルカーペットを敷くことはお勧めします。床に傷がつきにくく、また汚れた場合、その箇所だけ取り換えれば良いという利点があります。


ダイニングテーブルを選ぶ際の注意点

室内にキッチンがあるため必ず設置した方が良いです。自炊するために民泊施設を利用するという方も多いので、あるに越したことはありません。お部屋のサイズや収容人数に合わせて、2人用、4人用、6人用があります。ただ、定めた最大収容人数全員が座れるダイニングテーブルだと大きなものになってスペースを圧迫してしまうため、例えば6人収容のお部屋なら4人用のダイニングテーブルを置くようにし、別で、折り畳みチェアを用意してあげるなどの対応でも良いです。


PC用デスク、チェアを選ぶ際の注意点

こちらビジネスユーザーをターゲットにする場合は便利です。ただ、ダイニングテーブルで代替できるため、ダイニングテーブルが設置されているのであれば特段不要です。お部屋がたくさんあり、PC作業部屋をつくりたいという方は準備しても良いでしょう。弊社で管理している物件でもPC作業部屋があるお部屋は、昨今のテレワーク需要も相まってゲストからの反響も良いです。
汚れが目立ちやすいためガラス天板は避けた方が良いかもしれません。


ミラーを選ぶ際の注意点

ミラーには壁掛けタイプとスタンドタイプ(姿見)があります。ミラーを準備する場合は、極力、割れにくいものにしましょう。壁掛けにする場合、重たいものだと落下してしまうと大事故になりかねませんので、軽めのものにしましょう。 ミラーは洗面台にある鏡で代替はできますが、女性利用者はミラーを重宝しますのであれば便利です。


照明類を選ぶ際の注意点

照明の種類

- 円盤型・丸形シーリングライト
取り付けも簡単でLEDの物も安価で出始めてますので全部屋こちらでも問題はありまえせん。
ただ「オシャレなお部屋にしたい」、「写真映りを良くしたい」方は、ダクトレールの取付をおススメします。照明が「写真映り」に与える影響はとても大きいです。

ダクトレール
市販のダクトレールを天井の引掛けシーリングアダプタに取り付ければ、レールにペンダントライトやスポットライトを取り付けることができお部屋をオシャレな雰囲気にすることができます。
お部屋をフルリノベーションされる場合は、あらかじめリフォーム業者に天井に埋め込みのレールを取り付けてもらうという方法もおススメです。
市販のレールを取り付けるよりも幅を長くできるためオシャレ度が格段にUPします。

ペンダントライト
大きいものから小さいもの、様々な形のペンダントライトがあります。

ダクトレール用スポットライト
ダクトレールに取り付けることによりかなりお部屋をオシャレに演出できます。壁面に絵を飾る場合、スポットライトの光があたる位置を合わせたりすると、なおオシャレ感はUPします。

ベッドサイドランプ(間接照明)
あれば便利です。ただ、ゲストのほとんどがスマホを充電しながら枕元に置いて寝ると思うのでベッドサイドランプを設置する場合は、 ベッド周りに電源コンセントが余分にあるか確認してください。

フロアスタンド(間接照明)
お部屋をオシャレに演出してくれます。ただ、正直、実用性はかなり低いです。ほとんどのゲストは利用しない方が多いです。お部屋に置くインテリアみたいな感覚です。


照明関連器具 〉

引掛けシーリングアダプタ
天井に付いているシーリングアダプタの形状が、万が一自身で購入して用意した照明と合わない場合、必要になりますので注意してください。

照明用リモコン
古いお部屋をリノベーションして民泊に転用する場合に注意点があります。
例えば、和室のお部屋を洋室にリノベーションする場合です。
昔ながらの和室には壁面に照明の電源をオン・オフするスイッチがないため、洋室にリフォームしたときに壁面スイッチの増設を忘れてしまった場合、照明用のリモコンが必須になります。
最近の円盤型・丸形シーリングライトはデフォルトでリモコンが付いてますが、リモコンが付いていない照明を買った場合は照明用のリモコンを準備するか、紐付きの照明をご用意ください。

- キッチン用蛍光灯(直管)
こちら賃貸物件で民泊を始める場合、キッチンにある蛍光灯(直管)が切れている可能性があります。切れている場合は、長さを(菅長)を採寸したうえでお取替えください。
まれにグローランプが切れている可能性もあるので漏れなく確認ください。


カーテン類を選ぶ際の注意点

ドレープカーテン
必須です。防炎に限ります。掃き出し窓と腰高窓でそれぞれ既製品のドレープカーテンがありますが、サイズが合わなければオーダーで発注する必要があります。

レースカーテン
こちらも必須です。防炎に限ります。レースがなければ写真撮影時にとても困ります。
理由は、ドレープカーテンを開けたまま室内撮影した場合、外観がモロに写りますし、逆にドレープカーテンを閉め切って撮影した場合かなり閉塞感を感じてしまうからです。
まれに準備費用のコストをカットするためにレースカーテンを付けられない方もいらっしゃいます。実用性も高いので取り付けた方が良いです。

カーテンレール
古い物件ではまれにカーテンレールが付いていない可能性があります。確認いただき、窓にレールの設置がなければ購入して取り付けが必要です。カーテンレールはシングルとダブルがありますが、ドレープとレースの両方を付ける方がよいのでダブルをご用意ください。

ふさかけ
「ふさかけ」はあまり耳慣れないと思いますが、カーテンを束ねるタッセルを掛けておくものです。通常、窓の両脇に付いています。こちらもレール同様に、ない場合は用意する必要があります。粘着シールタイプとビスで止めるタイプがありますが、シールタイプはポロっと落ちてしまうことが多いので、ビス止めのタイプを選びましょう。

カーテンアジャスターフック
こちらドレープカーテンやレースカーテンを購入した際に付いてきています。
ただ、プラスチックで出来ておりカーテンの開け閉めが激しいと割れやすくなっているため、予備で買っておくのもありです。

シャワーカーテン
お部屋の水回りが3点ユニットの場合で、シャワーカーテンの備え付きがなければ準備する必要があります。シャワーカーテンはカビが生えやすいため定期的に交換する必要があります。

ブラインド・ロールスクリーン
室内や廊下に小窓がある場合、カーテンだとサイズが合いにくい場合もあるため、ブラインドやロールスクリーンを設置するのもありです。こちらも防炎製品のものにしましょう。


ディスプレイ品を選ぶ際の注意点

観葉植物
人工的な観葉植物でも充分にお部屋の雰囲気をオシャレに演出することができます。部屋にグリーンがあると清潔感も感じられるので設置をおススメします。弊社では光触媒の観葉植物を設置することが多いです。水をあげる必要もなく虫も寄ってこないためおススメです。

壁掛けアート
壁面にアクセントとして設置すると良いでしょう。
賃貸物件で多用されている白色のクロス(例:サンゲツのSPシリーズ)の場合とかだと壁面に1枚絵を飾るか飾らないかでお部屋の雰囲気は結構変わります。

ベッドスロー
こちらは写真撮影時に設置することで上品な寝室を演出することが出来ます。
ただ、ベッドスローとは本来、家の中で靴を脱がない文化圏で生活している方々が靴を履いたままベッドに横たわるときにシーツに汚れがつかないよう防ぐためのものなので家の中で靴を脱ぐ日本のお家には正直不必要になります。
写真撮影のためにわざわざベッドスローを購入するのももったいないため、弊社では布・生地ショップでベッドスローのサイズに合わせた布を購入して写真撮影時に使用したり(かなり安価で調達可能)、写真撮影時のみレンタルでお貸ししたりしています。

時計
壁掛けか置時計かお部屋の内装に合わせてチョイスしてください。
きょうび、1人1台スマホを持っているので、時計の設置は不要に思われますが、出来れば全ての寝室やリビングに1台ずつ時計を設置してあげると丁寧です。
電波時計を準備される場合、まれに建物の構造がRCでコンクリがっちがちの物件とかだと、電波を受信できない可能性もあるためご注意ください。

ウォールステッカー
壁面クロスが無地で殺風景な場合、豪華なアクセントクロスのように演出することができます。
ウォールステッカーの場合、クロスを傷つけずに簡単に剥がすことができるので賃貸物件でも安心して利用できます。
ただ、ペタッと簡単に貼れるシール(透明の余白があるタイプのシール)はダサいので、それなら貼らない方がマシです。
どうせ貼るならしっかりしたウォールステッカー にしましょう。
ネットでも色々な種類のものが出ています。
ウォールステッカーを貼る作業は若干大変です。
(ステッカーをいったん透明なフィルムに移し、ステッカーを移した透明なフィルムを壁にペタッと貼り付けて、シール部分をひたすら指やヘラでこするとクロスにステッカーが付着します。)


電化製品を選ぶ際の注意点

洗濯機
洗濯機には縦型、ドラム式、二槽式などさまざまな種類がありますが、通常の縦型洗濯機で問題ありません。大きさは4名以下の収容人数なら4.2キロ~5.0キロで大丈夫です。5名以上の収容人数なら7.0キロ前後のものを用意してあげると丁寧でしょう。
縦型の洗濯機で乾燥機能がついているものは多いですが、ドラム式に比べると乾きが甘い部分がありますので、縦型の洗濯機の場合、極力ゲストには乾燥機能を使用しないよう案内しています。
乾燥は、ベランダもしくは近くのコインランドリーを案内し、浴室に乾燥機能がある施設ではそちらを利用するよう案内すればよいでしょう。
乾燥機能が優れているからといってわざわざ高い値段のドラム式を用意する必要もなさそです。ドラム式の洗濯機のほとんどが利用するごとに糸くずやホコリを取り払う作業が必要になりますが、利用者がいちいちそれをやっていただけるという保証もないためです。

独立式乾燥機
こちらはほとんどの方がご用意されません。ただ、弊社で管理している物件ではごく少数ですが、ガスで乾かす独立式乾燥機を導入している物件があります。イニシャルやランニングでコストは掛かりますが、ゲストの満足度はかなり高くなっています。他の物件と設備面で差別化したい場合は導入の検討もありかとは思います。(ドラム式洗濯機同様に使用後のメンテナンスは若干めんどいので、あえて導入する必要はありません。)

テレビ
こちらは必須です。何だかんだでテレビは重宝されます。
ゲストによってはゲーム機や動画視聴サービスのデバイスを持参しテレビと接続するケースは結構あります。
最近のテレビにはほぼほぼHDMI端子があるので問題ありません。(まれに赤白黄の端子が必要なデバイスを持ってこられる方もいますが、その場合はゲストに変換プラグを持ってきてもらえば大丈夫ですので、わざわざ赤白黄の端子がついた古いテレビを準備する必要はありません。)
テレビを用意するときは忘れずに「同軸ケーブル」もご準備ください。

電子レンジ
必須です。
まれにオーブン機能付きの電子レンジを求められるゲストもいますが、問い合わせの数としてはまったく多くないのと、たくさんのボタンがあるオーブン機能付きの電子レンジは操作がややこしくマニュアル化するのも大変なため、普通の「チン」するだけの電子レンジで充分です。

オーブントースター
あれば便利だと思いますが、なくても全然大丈夫です。管理物件のほとんどでオーブントースターは設置していません。個人的にもトースターは設置したくないです。
理由は焦げると汚れが落ちにくいので不衛生さが出てしまうためです。隙間に挟まったパンくずも取れにくかったりするので不要で大丈夫です。

炊飯器
特段不要です。民泊施設で自炊をする人はいますが、わざわざ重たいお米を買って持ち帰り炊くという人はかなり少数派です。置いたとしても使用率はかなり低いです。
コンビニやスーパーでインスタントのお米を入手できますので、あえて炊飯器を置く必要はなさそうです。

電気ケトル
必須です。使用率も高いためポットの中が黒く汚れやすくなっています。
清掃時にケトルの中にクエン酸を大さじ1杯入れ水を満タンにし沸騰させると、中がピカピカになります(豆情報)。

冷蔵庫
あまり大きすぎるものは不要です。150リットル以下のもので問題ありません。

アイロン
出張で来られるビジネスユーザーをターゲットにする場合はアイロン台と合わせて用意した方がいいでしょう。

ドライヤー
必須です。

掃除機
紙パック式とサイクロン式があります。正直どちらでも大丈夫です。
紙パック式はパックを取り換える手間はありますが、吸引力が強いものが多いため機能性は高いです。サイクロン式はパックの取り換えは不要ですが、定期的にフィルター掃除をしないと故障の原因や吸引力が弱くなる原因になります。
清掃時にお部屋のホコリや髪の毛の除去は重要な作業になるため、若干手間ですが個人的には紙パック式の掃除機が良い気がします。

ガスコンロ
キッチンのコンロがビルトインでなければ、都市ガス用かプロパンガス用のガスコンロの用意が必要です。(ほとんどが都市ガス用で大丈夫ですが念のため確認してください。)
ガスコンロは一口、二口、三口とありますが、一口コンロで充分です。
どうしても二口や三口のコンロを用意されたい方は、コンロの火力が右と左で異なるため注意して購入してください。(火力の強い方が壁側にならないよう注意してください。壁が焦げてしまいます。)
ガスコンロを用意する場合は、「ソケット」や「ガスホース」も忘れずにご購入ください。

IHコンロ
火事のリスクを防ぎたい場合、IHコンロで大丈夫です。
ちなみに管理している民泊物件では圧倒的にIHコンロが多いです。
IHコンロの場合、電源をさせるコンセントがキッチン回りに必須です。
こちらもガスコンロ同様に一口のもので大丈夫です。

充電タップ
キッチンまわりには、冷蔵庫や電子レンジ、電気ケトルなど電化製品がたくさんあるため念のため準備しておきましょう。


暑さ、寒さを防ぐものを選ぶ際の注意点

エアコン
ワンルームや1Kならエアコンは付いていますが、1LDK以上だとお部屋によってはエアコンが設置されていない場合もあります。
ゲストの快適度の向上や熱中症対策のために極力、ゲストが利用する全部屋にエアコンは設置しましょう。
エアコンの容量はお部屋の広さに合わせましょう。
ルームエアコンは容量が大きいほど金額はかさみますが、例えば広いお部屋で2.2キロのエアコンを設置すると冷暖房効率が悪く電気代に影響してきますのでご注意ください。
取り付けの際には、ブレーカーに空きがあるか?子ブレーカーを増設する必要はないか?コア抜きは必要か?室外機を置く位置は確保できるか?電源工事(100V→200Vへ変更)は必要か?など注意してください。

〈参考〉お部屋の広さに対して選ぶエアコンの容量

お部屋の広さ エアコンの容量
6畳 2.2KW
10畳 2.8KW
12畳 3.6KW
14畳 4.0KW
16畳 4.5KW

扇風機・シーリングファン
冷暖房効率のために、扇風機を設置するのもありです。
効率的に風が巡回し、エアコンの設定温度を下げることができれば毎月の電気代も少しですがカットできます。
特にロフトタイプやスキップフロアタイプは天井高があるため、エアコンの冷気や暖気の巡回効率は悪いため、扇風機を設置するか照明にシーリングファン機能付きのものを導入する方がよいでしょう。宿泊しているゲストから「暑い」や「寒い」のクレームを受けてからだと正直、解決するのが難しいため、お部屋を準備する段階から設備でカバーするようにしましょう。

ホットカーペット
あまりにも暖房効率が悪く、フロアタイルなどで床が冷たい場合は置く場合もありますが、よっぽどでない限りは不要です。

コタツ
ホットカーペットと合わせてどうしても置きたいという方は設置しても良いですが、毎回コタツ布団のクリーニングもめんどくさいので不要で大丈夫です。

ヒーター
エアコンがあれば、不要で大丈夫です。
「エアコンが設置できないお部屋」や「脱衣室」にどうしても置いてあげたいという方は良いとは思いますが、火事の原因になりかねないので個人的には置きたくはないです。
どうしても置かれたい方は、ヒーターにも電気、石油、ガスなど色々な種類がありますが、転倒時自動停止やガードがしっかりしたものなど、 火災につながらないものをチョイスしましょう。


布団セット、タオル類を選ぶ際の注意点

清掃を外注される場合は、シーツ類やタオル類は清掃会社で用意してくれる場合がありますので購入は不要です。 (弊社で清掃を請け負う場合は、シーツやタオルはリネンサプライ業者のものを利用するため、シーツ類やタオル類のご準備をしていただく必要はありません。)

寝具本体(枕、掛け布団、敷布団)
ニトリやネットなどで3点セットとして購入可能です。
ダブルサイズの場合、枕本体は2つ必要ですので注意ください。
シーツ類(枕、掛け布団、敷布団)
清掃会社がシーツの提供をしていない場合は、本体に対して×3セットずつ用意するのがベターです。

敷布団パット
本体に女性特有の血が付くのを防ぐために敷布団パットをかませるのもありです。

バスタオル
こちらも清掃会社が提供していなければ収容人数×3セットずつ用意するのがベターです。

フェイスタオル
バスタオル同様、清掃会社が提供していなければ収容人数×3セットずつ用意するのがベターです。

キッチン用お手拭きタオル
キッチンのシンクで手を洗ったときに利用できるタオルです。あるに越したことはないでしょう。

食器用布巾
ゲストが利用した食器を自身で洗ってもらう場合、あった方がよいでしょう。

テーブル布巾
ダイニングテーブルを置かれる場合は、あった方がよいでしょう。

トイレ用お手拭きタオル
こちらも必須です。

洗面台お手拭きタオル
洗面台で利用できるタオル。フェイスタオルで代替するのもOKです。


バス、トイレ、洗面用品を選ぶ際の注意点

風呂桶
こちら置かない場合が多いです。水回りの清掃も若干手間になりますし水垢の汚れが蓄積し不衛生さが出てくる場合もあるからです。ただあれば便利なので100均で購入し定期的に取り換えれるようにしましょう。

バスチェア
こちらも清掃での手間は増えますが当然あれば便利ですので極力置いた方がよいでしょう。極力、水垢が付きにくいようなものを選びましょう。

バスマット
こちら清掃会社で用意する場合があります。
自身で用意する場合は、「洗えるもの」か「珪藻土」かの選択肢があります。洗える布のマットの場合、自身で清掃する場合は2セット以上用意しましょう。
珪藻土マットの場合は定期的にお手入れが必要です。お手入れはヤスリやサンダーで削ってあげてください。

浴室掃除道具(スプレー、スポンジ)
長期で滞在するゲストのために洗面下などにバケツに入れ置いておきましょう。

トイレ用ゴミ箱
サニタリー用のゴミ箱です。併せて黒いポリ袋も用意しましょう。

トイレ用スリッパ
室内用のスリッパでトイレに入らないようトイレ用のスリッパを準備しましょう。

トイレットペーパーストッカー
トイレに収納や棚がない場合は用意しましょう。

トイレ掃除道具(スプレー、ブラシ)
こちらも用意しましょう。ブラシ入れに水がたまりやすくなっているため、清掃時にはブラシ入れの中の水も取り除くようにしましょう。

ラバーカップ
トイレのスッポンです。直置きはしたくないのでケース付きのものにしましょう。トイレが詰まるたびに現地出張はできないので、ゲストがトイレを詰まらせないようにトイレに流したらダメなリストを書いた注意書きの貼り紙を準備しましょう。また、万が一ゲストがトイレを詰まらせてしまった場合は、Youtubeなどの詰まり抜きの方法を示したURLを伝えれるようにしましょう。

トイレ用消臭剤
こちらはデリケートな問題に発展しなかねないので用意するようにしましょう。

トイレマット
こちらはトイレ用のスリッパを用意すれば不要で大丈夫です。
汚れやすいし不衛生さが出やすいので置くメリットはあまりないと思います。

3点ユニットバス用穴あきスリッパ
トイレ、洗面、浴室が同じスペースにある3点ユニットの場合、穴あきのスリッパ(ビニール製のもの)を用意するようにしましょう。
お風呂に入ったあとに床が濡れてしまった場合あると便利です。

ランドリーバスケット
洗濯機を置いている場合は置くようにしましょう。
濡れたタオルや衣類などを入れらるのでカビがはえにくい素材のものを用意しましょう。


キッチン用品を選ぶ際の注意点

調味料(油、塩コショウ、醤油など)
こちらは衛生的な観点から最近は置かないようにしています。
キッチンを利用するゲストには100均などの場所をお伝えしそちらでゲスト自身で用意してもらう方が良さそうです。
毎回、新品を用意できれば良いのですがコストが掛かりますし、中途半端な使いかけの調味料が置いてあるとやはり不衛生さがでてしまうので置くことはおススメしません。
スポンジ+スポンジ置き
こちらは置くようにしましょう。清掃時にスポンジに少しでも汚れがあれば取り換えるようしましょう。

食器用洗剤
必須です。置くようにしましょう。

水切りカゴ
置くようにしましょう。ピンク汚れなどつきやすいので掃除がしやすいものにしましょう。

三角コーナー
あれば便利ですが置いていない物件も多いです。多人数泊まれる施設でかつ広めのキッチンシンクがあれば置いてあげると便利でしょう。

ざる、ボウル
あれば便利です。ざるは使用頻度が高ければ網目に食材が詰まりやすくなるため清掃時は入念にチェックしましょう。

フライパン、フライパンカバー
必須です。置くようにしましょう。焦げなど取れにくい汚れがつくと取り換えることもあるので高額なものは避けましょう。ワンルームや1Kなどはキッチンの収納スペースも狭いため直径20cmほどのもので大丈夫です。広めのキッチンだと26cmほどのものを用意しましょう。2つ同時に利用されることはほとんどないため1つのみの用意で大丈夫です。

鍋、鍋蓋
こちらも必須です。片手鍋のもので大丈夫です。

キッチンばさみ
こちらも以外に重宝されるので必ず用意しましょう。

包丁
必須です。用意しましょう。稀にキッチン収納に包丁入れがない場合もあるので、その場合は包丁たても併せて用意するようにしましょう。

まな板、まな板たて
必須です。まな板は包丁の切れ込み入り、その切れ込みの中に汚れがたまりやすくなっているため、定期的に取り換えるようにしましょう。

ピーラー
あれば便利かなというものです。

お玉
鍋を用意するなら併せて購入しましょう。

フライ返し
フライパンを用意するなら併せて購入しましょう。
ヘラの先が熱で溶けたりするので清掃時には入念にチェックし定期的に取り換えるようにしましょう。

パスタトング
大き目の両手鍋を置かれる場合は、併せて準備しましょう。

ワインオープナー、栓抜き
こちらも以外に重宝されます。極力準備した方が良さそうです。

菜箸
あれば便利です。菜箸も箸先が焦げてえぐれやすくなっているためコマメにチェックして定期的に取り換えるようにしましょう。

お箸
収容人数分用意するようにしましょう。

スプーン
収容人数分用意するようにしましょう。

フォーク
収容人数分用意するようにしましょう。

ナイフ
こちらはスプーンやフォークと違って1つ2つあれば良いかなと思います。

大皿、小皿
収容人数分用意するようにしましょう。キッチン収納スペースの兼ね合いであまりお皿がはいらない場合は大皿は2つ3つにして小皿は収容人数分用意するようしましょう。

お茶碗
炊飯器があれば併せて準備しましょう。

グラス
収容人数分用意するようにしましょう。

マグカップ
収容人数分用意するようにしましょう。

ゴミ箱(大)
(1)可燃用(2)プラスチック用(3)缶、ビン、ペットボトル用で分けるため、45リットルサイズのゴミ箱を少なくても3つ用意するようおススメしています。キッチンに置けない場合はベランダなども活用しましょう。

キッチンタオル掛け
キッチンにタオル掛けがない場合は設置してあげるとよいでしょう。

お盆
こちらは写真撮影の時にあれば写真映えしますが利用率はかなり低いため特段不要です。


その他忘れがちのもの一覧

室内用 ゴミ箱(小)
室内 ハンガー
室内用 スリッパ
スリッパラック
傘立て
灰皿
ティッシュペーパーBOX
ベランダ用 サンダル
ベランダ用 物干し棒
外干し用 ハンガー
クイックルワイパー
コロコロクリーナー


消耗品一覧

〈必要〉
トイレットペーパー
ティッシュペーパー
シャンプー
コンディショナー
ボディーソープ
ハンドソープ

手指用消毒アルコール
洗濯用洗剤(洗濯機を設置している場合)

ゴミ袋

〈あれば便利〉
洗濯用柔軟剤
洗顔フォーム
使い捨て歯ブラシ
使い捨てクシ
使い捨てカミソリ
予備の電池
予備の電球
ばんそうこう、包帯、傷用消毒
サランラップ、アルミホイル


差をつける付加価値アイテム一覧

変換プラグ(海外からのゲスト向け)
動画視聴サービス(Netflix、Huluなど)
Bluetoothスピーカー
漫画、雑誌
ブルーレイ、DVDプレーヤー
ゲーム機
コーヒー、ティーパック
お水
お菓子
カップ麺
ウォーターサーバー
浄水器
消火器